こんにちは、都内の私立医学部に通うりょうです。
今回は、医学部受験を目指す上で多くの人が悩む
「私立専願」と「国公立+私立併願」
この2つの選択肢について、
それぞれの必要な勉強時間・負担の違いをリアルに解説していきます。
受験計画を立てるうえで、ぜひ参考にしてみてください!
⸻
1. 私立医学部専願の勉強量と負担
私立医学部専願の場合、
対策すべき科目は主に次の通りです。
• 英語
• 数学
• 理科2科目(物理+化学 or 生物)
また、面接・小論文は基本的に必要ですが、
共通テスト対策は基本的に「最低限」でOKな場合が多いです。
つまり、
科目も範囲もかなり絞った勉強が可能です。
【ざっくり必要な勉強量】
• 年間:約3,000〜3,500時間
• 1日あたり:平日8〜10時間、休日10〜12時間ペース
時間だけを見ると大変そうに見えますが、
範囲が絞れる分、質重視の演習メインで効率よく進めることができます。
特に、
• 英語・数学の問題演習を何度も繰り返す
• 私立医学部別の過去問演習に早く入る
この戦略が非常に効果的です。
⸻
2. 国公立+私立併願の勉強量と負担
一方で、国公立医学部も併願する場合、
対策しなければならない範囲は一気に広がります。
• 英語
• 数学
• 理科2科目
• 国語(共通テスト)
• 社会1科目(地理・倫理政経など、共通テスト)
• 共通テスト対策(全科目)
• 国立二次対策(記述式・論述式対策)
• 面接・小論文対策
これらをすべて同時並行でこなす必要があります。
さらに、共通テスト後には、
• 出願校選び
• 私立医学部本番受験ラッシュ
• 国公立前期試験
と、精神的にも時間的にも超ハードな期間が待っています。
【ざっくり必要な勉強量】
• 年間:約4,000〜4,500時間以上
• 1日あたり:平日10〜12時間、休日12〜14時間ペース
やるべき科目数・範囲が多いので、
単純に専願受験に比べて1.3〜1.5倍以上の勉強負担になるイメージです。
⸻
3. 比較まとめ
私立医学部専願
国公立+私立併願
必要勉強時間
年間3,000〜3,500時間
年間4,000〜4,500時間以上
科目数
英数理+小論文・面接
英数国理社+共通テスト+私立対策
特徴
範囲を絞って深堀りできる
広範囲に満遍なく対策が必要
負担感
集中できればかなり効率的
超ハード、マルチタスク必須
4. どちらを選ぶべきか?
受験スタイルは人それぞれですが、
ポイントは次の通りです。
• 経済的に余裕がある・なるべく早く合格したい → 私立専願
→ 効率よく対策できるので、精神的にも安定しやすい。
• 学費負担を抑えたい・国公立に強いこだわりがある → 国公立併願
→ 勉強負担は大きいが、得られるリターン(学費、ブランドなど)も大きい。
また、現実的には
「国公立第一志望+私立も受ける」
というスタイルで、併願対策をしておくのが一番安全な道でもあります。
どちらを選んでも、
医学部受験はハードな戦いです。
自分の性格・状況・志望度に合わせて、
無理のない、でも着実な戦略を立てましょう!
⸻
▶︎ インスタグラムでも情報発信中!
https://www.instagram.com/ryoryo.med?igsh=MW4yZ3FzNWFka2ZlZg%3D%3D&utm_source=qr